vol.192


 乳酸菌・ヨーグルトで腸を元気に
私たちの体を守っている免疫細胞の70%は腸にあります。そんな私たちの免疫力を左右するともいえる腸を元気にするためにの方法のひとつが、乳酸菌やヨーグルトを摂取することです。乳酸菌飲料やヨーグルトを摂取すると、腸内の善玉菌が増え悪玉菌の増殖が抑制されるため、腸内細菌のバランスが整えられます。
また、生きたまま腸まで届く乳酸菌を摂取すると、腸粘膜が刺激され、からだの免疫力が活性化します。各社が出しているヨーグルトや乳酸菌は、様々な種類と効能があり飲む人との相性もあります。自分に合ったヨーグルトを探し、摂取し続けることが大切です。

そこで、目的別オススメヨーグルトを紹介!
『かぜやインフルエンザの予防には』
明治ヨーグルトR―1 (明治乳業→R―1乳酸菌)・・・1073R―1乳酸菌には、ウイルスを防御する力がありかぜやインフルエンザにかかりにくくなります。
『花粉症の症状緩和には』
森永ビヒダスヨーグルト (森永乳業→ビフィズス菌)・・・ビフィズス菌BB536には、腸内の善玉菌であるビフィズス菌をふやし、整腸効果を高くし、花粉症の症状を緩和する効果があるといわれています。
『ひきしまった腹部をめざすには』
ナチュレ恵(日本ミルウコミュニティ→ガゼリ菌SP株/ビフィズス菌SP株)・・・整腸効果の高いガゼリ菌SP株とビフィズス菌SP株を配合しているため、内臓脂肪や皮下脂肪を減らす効果が期待大です。
『スムーズなお通じには』
ダノンビオ(ダノンジャパン→ビフィズス菌BE80)・・・ビフィズス菌BE80は、生きたまま腸に届く率が高く、食物が腸内をスムーズに通過するのを助けてくれます。
『皮膚機能の改善』
明治ブルガリアヨーグルト(明治乳業→LB81乳酸菌)・・・肌機能の改善に効果があるLB81乳酸菌を配合。疲れたお肌もきれいになれそうです。
乳酸菌は生きたまま腸にとどまってくれないので、必ず毎日とることが大切です。相性もあるので摂りたいヨーグルトを決め、一日200gを目安に一週間続けてみて下さい。一週間後、便秘が解消したり体が軽くなったり肌がきれになった、など効果が感じられたら、相性のよいヨーグルトです。あまり効果が実感できない場合は、相性のよいものを探すため、他のものを試してみて下さい。
小口 祐里


 しゃっくりが100回でると死ぬ説
何かの拍子にヒックヒックと始まり、会話のリズムも呼吸のリズムも乱されてしまうしゃっくり。何の前触れもなく始まることだってあるから、「これが大事なプレゼンの時だったら…」と想像するとなかなか難儀ですね。
さらにしゃっくりの厄介なところは、様々な「止め方」が都市伝説的にささやかれているわりに、確実に止める方法が見つからないところです。にもかかわらず、「しゃっくりが100回続くと死ぬ」なんていわれているのだから、これが事実ならしゃっくりは生命にかかわる重大事ではないでしょうか。
しかし、しゃっくりというのは、単なる横隔膜のけいれんですから、これが即、生命の危険につながるということはありません。ただし、何か重篤な疾患のサインとして、しゃっくりが出ているケースもありますから、もしかすると、それがそういった俗説の源となっているのかもしれません。
たとえば脳腫瘍や脳炎、髄膜炎など、中枢神経に何らかの病変があると、中枢性しゃっくりというのが発生することがあります。ただし、これらが原因である場合は、しゃっくりのほかにも疾患を示すサインが出ているはずです。
脳腫瘍であれば、起床時に激しい頭痛や、手足がしびれる等の症状があったうえで、しゃっくりが止まらないのであれば、医師の診断を仰ぐべきかもしれません。
また、このほかにも横隔膜付近にがんが発生することで、横隔膜のけいれんを引き起こすケースもあるようなので、たかがしゃっくりと考えず、万一の場合に備え、頭の片隅にとどめておいてください。
大村 朋子


 電車の方向板
バスや列車に行き先を表示しているものがありますが、それを方向幕と呼んでいます。現在は、LEDタイプもありますが、それまではロールタイプが主流で、それ以前は板タイプでした。その方向幕の呼び方は色々あり、板を差し込むタイプは、サイドボードを略して「サボ」とも呼んだり、方向板と呼んだりしています。
その方向板ですが、列車マニアには人気だそうで、電鉄会社が不要になった方向板をオークションに出すと、ビックリするような高値落札されることもあります。
例えば、2013年2月に大阪市が地下鉄などの表示板や案内板などを、ヤフーが開設している官公庁向けネットオークションに出品したところ、予定額を大幅に上回る応札が続出しました。
その中で最高額がついたのは、御堂筋線の先頭車両に付ける鉄製方向板で、終点駅である「中津」と書かれているものでした。その「中津」と書かれた方向板の予定価格は500円でした。
しかし、オークションが開始されると、予想を大幅に上回り"11万2100円"で落札されました。これは、予定価格の約220倍となります。ちなみに、その「中津」と書かれた方向板は、1970年前後まで使用されていたものだそうです。このように、ローカル線や古い時代のものには特に高値がつくそうで、「俺には高く売れるものなど何もない」と思っているお父さん方も、少年期や独身時代に買ってそのままにしている鉄道部品を売りに出してはいかがでしょうか。想像を超える値段が付くかもしれません。
松岡 裕介


 びっくり水で麺がどう変わるのか?
ラーメンの食べ歩きを趣味にしているのですが、この間、店主さんから家でも出来る「麺をゆでる時のコツ・びっくり水」を聞かせてもらいました。沸騰した湯に1/2カップ程度の差し水をするとびっくりした様に沸騰が収まるそうで、これを「びっくり水」といいます。このひと手間の「びっくり水」は何のために入れるのか?そして麺はどの様にかわるのか?
疑問がいっぱいでしたが理由を聞いてみました。
「びっくり水」はお湯の温度を下げるために入れ、麺のゆで上がりの歯ごたえを劇的に変えてくれるそうです。一般に麺はグラグラと煮立った湯に入れると、表面だけはイッキに加熱され芯の温度と差が出てきます。なので、そのまま芯まで熱が通るのを待っていると麺がのびてしまいます。
そこで水を加えて湯の温度をいったん下げると、麺の表面の加熱は収まり、一方で芯は湯の温度変化をそれほど受けずにゆっくりとゆで上がるそうです。これで柔らかすぎない、適度な歯ごたえのある、おいしい麺の出来上がりです。うどん・そば・中華麺と「びっくり水」が活躍する麺料理は様々なので一度お試しを。
山本 拓也