十七世紀になるとスカーフ状のクラバットという薄い布を巻くことが流行し、このあたりから現在のネクタイの原型が出来始めます。蝶結びもこの時期生まれたそうです。そして十九世紀に入り服装の単純化に伴い、黒い大きなクラバットを巻くことが流行し、一八四〇年頃になるとネクタイと呼んでも差し支えないものになってきます。素材も柔軟になり、デザインも多様化し始め現在一般的なフォア・イン・ハンドと呼ばれるネクタイが九〇年代に広まり現在にいたります。
なんとも絡まったようなネクタイの歴史でしたが、絡まるところがネクタイらしいといえばらしいですよね。
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