vol.163


秋から始める冷え性対策
 猛暑と言われた夏も終り、いよいよ秋本番。
秋になると涼しくなって過ごしやすくなってきたのはいいのですが、体が重い、だるい、なんだかすっきりしないなど、夏の疲れが出はじめてはいませんか?
 その上、昼夜の寒暖差が激しくなってくるので、たまった疲れが体の機能を低下させてしまい、睡眠障害、食欲不振、肌荒れなど、
あらゆる体の不調につながりやすくなります。
もちろん、そんな体調では「冷え」に対しての抵抗力も弱くなってしまいます。 秋は冷え性本番の冬に向けての準備期間です。

 対策その1、旬の食べ物で体を温め、冷えに対する抵抗力を養いましょう。
 鼻やノドに良いと言われる「秋大根」「蓮根」「梨」などがこの時期には採れます。また、これから来る冬の寒さに備えて、脂肪の多い「栗」や「木の実」、
脂ののった「秋刀魚」など、滋養のつく食べ物もいっぱいです。

 対策その二、日頃からの運動を心掛けましょう。
 普段あまり体を動かさないと、血液を流す力が弱くなってしまい、血行不良になってしまいます。体を温める熱を発生するのは
主に全身の筋肉。運動不足で筋肉が細くなったり、ダイエットなどで新陳代謝が落ちていると、熱を生み出す力が弱まってしまいます。生み出す熱が少なければ、いくら厚着をしても温まらないのです。ですから「温まりやすい体」になるために普段からの」運動を心掛けましょう。
 涼しく動きやすいこの時期だからこそ、適度な運動や半身浴を行って、夏の間に体にたまってしまった老廃物を排出してあげましょう。
 冷え性対策を調べていると変わったタイプの冷え性があり、それは「暑がりの冷え性」というそうです。ふくらはぎを触ってみてください。ひんやりしていませんか?体のほかの部分よりも冷たいと感じるなら、冷え性の可能性があります。実は、“ほてり”や“のぼせ”も「冷え」のうちなのです。
抹消血管まで血液が十分にいっていないから、正常な部位に必要以上の血液が流れ、“ほてり”や
“のぼせ”が起こる。特に、男性には「冷え」を自覚していない人が多いそうです。原因は運動不足とクーラーなので、この夏、暑がりなんだけど冷え性で困っていたという方は一度ふとももチェックをしてみてください。
 冷え性には疲れた体にしっかり休息を与えてあげて、リラックスしながら体の疲れを癒してあげることが大切です。冬に向けて無理なく健康的に冷え性対策をして、この冬は明るくHOTに過ごしてみませんか。
                        
山本 拓也


大人になると一年が早いのはナゼ?

 速いことに、気がつけばもう11月です。今年もあと2ヶ月です。
小学生の頃は、1ヶ月をこんなに早く感じてはいなかったのに、社会人になってからはときがたつのが早いこと!
 実は、年をとると時間の流れを速く感じてしまう実験結果があるんです。一分経ったら合図をする条件で統計を取ると、年齢が上の人ほど遅く合図する傾向があります。現実の時間より心的時間の方がゆっくりと流れるようになるんですね。

 極端な話で例えるならば、1分だと思って合図したら2分経っていた場合、30分経ったと思ったときには、実際は60分が経過していることになるわけです。つまり、実際の2倍の速さで現実の時間が過ぎていくわけです。そりゃ「時間が経つのはやい」と感じるはずです。いったい何ででしょうか?
 いくつかの要因がありますが、その中の一つとして加齢にともなう代謝の低下が考えられます。
 代謝が落ちると、心的時間もゆっくりと流れるようになるようです。
逆に代謝が活発だと、心的時間は早く流れるとなる訳です。代謝は心的な時計の動力源の一つと考えれば分かりやすいかもしれません。

 ほかにも、時間の感覚に影響を与える要因に「広い空間」や「課題の難易度」等が実験で確認されていて、それらが組み合わさって時間が速く流れていると感じるらしいです。そういえばこの原稿を書き始めてまだ1時間くらいのつもりがもう2時間が経過…。でも、これはただの集中力不足です。ぎゃふん。


大村 朋子

チーズの日

 11月といえば11月11日。1が並んで縁起がいい感じがしますが、様々な日がこの日に決められています。1111と数字を並べて、それらしく見えることから「ポッキーの日」、「もやしの日」、数字を漢字にして並べて、+−+−これがプラスとマイナスに見えることから「電池の日」等、調べてみると他にも色々な日がありました。みなさんは、何の日を思い浮かべますか?
 僕は、「チーズの日」というのが気になったので詳しく調べてみました。
「右官史記」という書物によると、約1300年前、当時の文武天皇が「蘇」(そ)という食べものを作らせたという記録が残っているそうです。
 その「蘇」が今のチーズにあたること、また、作らせた時期が今の11月にあたるということから、
覚えやすい11月11日を「チーズの日」と決めたようです。「蘇」はじつは仏教経典にも出てきます。
 お経の中で、牛乳から作られる五種類のものが紹介されていて、「蘇」が入っているのです。
その五種の中で、最高の味のものを「醍醐」と言うそうで、「醍醐味」とはそこからきた言葉だそうです。
 私もチーズは大好きです。ピザはもちろん、ミートソース系のパスタには、粉チーズをこれでもかと、かける方です。ところが、カマンベールやブルーチーズ系は苦手。僕の中で一番は、スライスチーズだったりします。
 是非、11日はチーズを、堪能してください。

松岡 裕介

秋の食欲は肥満の素!

 秋は食べ物が美味しくて、ちょっと食べ過ぎてしまいます。美味しいものを、安心して美味しく食べる為に、太らない食習慣を身につけておきたいです。では、なぜ秋は食欲が旺盛になるのでしょうか?
 本来、野生の動物たちは、いつも食物がある訳ではなく、たくさん食物がある秋のうちにできるだけ多く食べておき、食物の少なくなる冬の生命維持のエネルギー源として蓄えるために食欲旺盛になるようです。
 人間にも、多少の野生習性が残っているのか、秋には食欲が旺盛になりがちです。秋に食べ過ぎて、冬に動かず、体重計に乗ってびっくり!そんな経験はありませんか。

 秋は、気温の変化で代謝量も減少し、脂肪をそのまま体に溜め込むことになります。
それは単に食事量だけの問題ではなく、冬は屋内にこもりがちになり、運動量が減ることも影響しています。ですから人間が本能のままに食欲の秋を堪能してしまうと、肥満へとつながるのです。
 食べ過ぎること+運動不足+基礎代謝の減少=肥満という公式が出来上がります。
 しかし、予防もできます。まず、よく噛んでゆっくり食べる。夜遅い食事をやめる。こまめに体を動かす。ストレスをためない。この4つのことを守れば太らない習慣を身につけられることまちがいなし!
       
藤居 宗一郎