人間の生体リズムと、地球の1日の周期の間にあるズレを埋めてくれるのが強い光なのです。
朝日を体いっぱいに浴びると、太陽の光が自律神経に働きかけて、眠気を誘うメラトニンが抑制され、
体を覚醒させてくれます。
|
朝起きても部屋の雨戸を閉めっぱなしにしている人、カーテンを開ける習慣がない人は、朝の光を意識的に取り入れるようにしてください。それだけでも、目覚めた後のシャッキリ感に差が出ます。
日常的に活動と睡眠のメリハリをはっきりさせるには、昼間にきちんと強い日差しを浴びて、体をしっかりと覚醒している状態にすることが重要です。室内照明は外の明るさの影響をほとんど受けません。
ですから、室内勤務の会社員などは光による覚醒と睡眠の状態のメリハリがつきにくく、1日のリズムが平坦化してしまうのです。
さらに、都市部ではネオンや街灯などで夜が明るくなっているので、
平坦化はますます進行します。
ですから、都会では体内時計の調整が大変です。
|
体内時計が狂うとどうなるでしょうか。
1日のリズムが平坦化すると見られる多くの症状が、
■「朝の目覚めが悪い」
■「昼間眠たくなり、夜は目がさえる」
■「1日中スッキリしない」
などです。覚醒と睡眠のリズムにあまり差がないので、眠っているときも体が休まらず、逆に起きているときも頭がぼんやりしてしまうのです。
昼間の自然光は、梅雨の曇っているときでも、明るめのオフィスの
約2.7〜4倍有ります。体のリズムを整えるためには、意識的に昼休みの時間を使って積極的に日光浴をするなど、昼間にしっかり自然光を浴びる事が大切です。
|
|
少しの時間でも外出を心がけてください。 |