vol.139

 よりよい睡眠を

 秋の夜長皆さんはどうお過ごしでしょうか?
たいていの人は夜になると眠たくなり、朝、目が覚めます。
 この睡眠と覚醒のリズムを調整しているのが体内時計です。
しかし、1日は24時間なのに、体内時計の周期は約24〜25時間とずれが
ありますが、その微調整は、社会生活、食事、運動、光などで行われていますが最も大きな影響を持つものは太陽の光です。

 人間の生体リズムと、地球の1日の周期の間にあるズレを埋めてくれるのが強い光なのです。
朝日を体いっぱいに浴びると、太陽の光が自律神経に働きかけて、眠気を誘うメラトニンが抑制され、
体を覚醒させてくれます。


 朝起きても部屋の雨戸を閉めっぱなしにしている人、カーテンを開ける習慣がない人は、朝の光を意識的に取り入れるようにしてください。それだけでも、目覚めた後のシャッキリ感に差が出ます。
 日常的に活動と睡眠のメリハリをはっきりさせるには、昼間にきちんと強い日差しを浴びて、体をしっかりと覚醒している状態にすることが重要です。室内照明は外の明るさの影響をほとんど受けません。
 ですから、室内勤務の会社員などは光による覚醒と睡眠の状態のメリハリがつきにくく、1日のリズムが平坦化してしまうのです。
さらに、都市部ではネオンや街灯などで夜が明るくなっているので、
平坦化はますます進行します。
ですから、都会では体内時計の調整が大変です。
 体内時計が狂うとどうなるでしょうか。
1日のリズムが平坦化すると見られる多くの症状が、
■「朝の目覚めが悪い」
■「昼間眠たくなり、夜は目がさえる」
■「1日中スッキリしない」
などです。覚醒と睡眠のリズムにあまり差がないので、眠っているときも体が休まらず、逆に起きているときも頭がぼんやりしてしまうのです。
 昼間の自然光は、梅雨の曇っているときでも、明るめのオフィスの
約2.7〜4倍有ります。体のリズムを整えるためには、意識的に昼休みの時間を使って積極的に日光浴をするなど、昼間にしっかり自然光を浴びる事が大切です。

少しの時間でも外出を心がけてください。
藤居 宗一郎

 『紅葉、見に行こうよう!』
 11月の入ると全国で「紅葉シーズン」の到来です。北海道では10月から既に紅葉観光が可能です。
先日、登別に京都から嫁いだ友人から紅葉した木のキレイな写メールが送られてきました。
東北や信越でももう見ごろを迎えますが11月からは日本全国で紅葉観光をして頂けます。

 日本人は「四季の移り変わりが好きだ」とよく言われます。
海外留学をしていた時に外国の方に「夏と冬は想像がつくけど、春と秋はどんなふうなの?」って聞かれました。春のイメージはやはり「サクラ」でしょう。では、秋は?「red leaves:紅葉」だと僕は思います。
紅葉の説明をしようと思っても僕のつたない英語力ではハッキリと伝わらず
聞いてきた外国人の頭の上にハテナマークがたくさんありました。

英語で伝えるときは「colored leaves」と伝えるのが良いようです。
 僕が実際見てきてコレはオススメだ!と思うのは立山黒部アルペンルートの黒部平、上高地、関東地方なら奥多摩や戦場ヶ原、近畿地方なら曽爾高原のススキや赤目四十八滝がとてもキレイです。他に小豆島の寒霞渓、愛知県の香嵐渓等ですね。
 でも残念ながら、11月に入るとご覧頂けないのでこれからの季節は京都なら南禅寺から永観堂へと歩いて行くところ、滋賀県なら日吉大社のライトアップなどに紅葉を見に行こうよう!そして、日本の四季のひとつ「秋」を肌で満喫しましょう!
寺内 到

 ボジョレー・ヌーボ
 11月といえば。思いつくのが七五三。他にはそうそう、11月といえば「ボジョレー・ヌーボー」の解禁。そこで今月は、フランスワインの「ボジョレー・ヌーボー」についてふれてみたいと思います。「ヌーボー」とは、フランス語で「新しい」という意味があります。「ボジョレー・ヌーボー」は、その名のとおりフランスはブルゴーニュ地方のワイン産地、ボジョレー産の新酒のワインです。

 毎年9月から10月に収穫されたブドウで造られるワインで、収穫からわずか2ヶ月足らずで私たちを楽しませてくれる新酒です。解禁日もフランス政府により、11月の第3木曜日と決められています。
この日以前に入荷されても、解禁日まで販売してはいけないことになっています。
 今年の解禁日は11月15日です。おもしろいことに、時差の関係から世界中で最も早く解禁日が来るのが、ここ日本です。本場フランスより八時間早く解禁を迎えることになります。
 ところで、ワインには主に赤、白、ロゼの3種類がありますが、この「ボジョレー・ヌーボー」は赤ワインです。赤ワインといえば、ポリフェノール。赤ワインに多く含まれるポリフェノールは、動脈硬化や脳梗塞を防ぐ抗酸化作用やホルモン促進作用が向上するといわれています。
大村 朋子

 ご当地検定
 いよいよシーズン到来ということで、越前かにが解禁となりました。
 まだ出始めなので高価で、僕のよう貧乏人の口にはなかなか入りませんが、年末になればもう少しリーズナブルになるのでチャンスがくるかも。それまではおあずけ…。
 ちなみに「越前かに」はブランド名で、福井県越前町の越前漁港で水揚げされるズワイガニにだけつけられる名前です。

福井では、雄の「ズワイ」に対して、
メスの「セイコ」または「セイコウ」という
呼び名があります。
 大きなズワイは鍋物や焼きガニで食べ応えがあります。プルプルなお刺身や、一般的な茹で蟹もありますが、ズワイはやっぱり焼きガニが
一番甘みがあって美味しいと思います。

 小さなセイコは、甲羅の内側にびっしり詰まった朱色の内子(卵)がした食感と甘みが最高です。
熱燗によし、冷酒によし。
 時期が遅くなると身体の外に出てしまって、色もくすんで、ぱさついた感じになってあまりおいしくありません。
あ〜〜〜、はやく食べたい〜。
松岡 裕介